2025.01.24

Speak Up!~クリーンでフェアなスポーツを守るため~

Speak Up!~クリーンでフェアなスポーツを守るため~

アンチ・ドーピングのルール違反を見つける方法はドーピング検査だけではないと知っていますか?
ドーピングに関して通報された情報をもとにドーピング調査を行い、違反を立証することもクリーンスポーツにおいて大きな役割を果たしています。
クリーンでフェアなスポーツを守るためには、誰もがドーピングに対して厳しい目を向け、スポーツの価値やインテグリティを壊すような不正行為を許さないという気持ちを持つことが大切です。
アスリートはクリーンでフェアなスポーツ環境を守るためにドーピングに関わる情報を見・聞き・知り得た場合は、どんな小さな情報であっても適切な窓口へ匿名で情報提供をすることができます。これを英語では「Speak Up(スピークアップ)」と言います。

情報提供の対象となる例にはどのようなものがあるでしょうか。

どんなことを情報提供できる?

  • 競技会会場で不審な使用済み注射針を落としたアスリートがいた!
  • コーチからドーピングをするように促され「断ったら代表メンバーから外す」と脅された!
  • アスリートが、禁止物質が含まれていることを知りながら、サプリメントを使用していた!

実際にこのような場面を見聞きしたとしても、「通報したら、自分自身に何か悪いことが起きるのではないか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

通報者は守られています

通報の妨害や、通報者への報復は、アンチ・ドーピング規則違反として定められています。(アンチ・ドーピング規則違反2.11)
またアスリートは、見・聞き・知り得たドーピングの行為を、いつでも・安全に通報できるように、脅されたり、通報したことで仕返しされないことも、権利で守られています。(アンチ・ドーピングにおけるアスリートの権利宣言 6.0)

通報者の保護

スポーツにおいてドーピングに対して声をあげること(Speak Up)は、あなた自身をドーピングから守るだけでなく、自分の仲間や未来のアスリートを守り、スポーツを通して感じる真なる価値を守ることにもつながります。

では、どこに通報すれば良いのでしょうか?

「ドーピング通報窓口」を確認しておこう!

日本では、日本スポーツ振興センターに「ドーピング通報窓口」があります。

通報は匿名で行うことができ、通報者の個人情報は、調査担当者以外の第三者に提供されることがないよう法令等に従って厳守されています。

通報の妨害や、通報者への報復に関する情報を持ち得た場合にも、勇気を出して通報をしましょう。

ドーピング通報窓口についてや、通報できる情報の例、教材をアスリートサイトで確認しましょう。

ドーピング通報窓口(日本スポーツ振興センター)の紹介

皆さんの勇気ある行動、「声を上げること(Speak Up)」で、あなた自身のクリーンスポーツに参加する権利を守り、クリーンスポーツ環境を守りましょう!

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