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クリーンスポーツとアンチ・ドーピング

ドーピングとは?

スポーツは一定のルールのもと、競技をする・見る・応援する・支える全ての人がフェア(公平・公正)であることで成り立ちます。

このフェアな状態を壊してしまう行為の1つが、「ドーピング」です。
ドーピングとは、禁止されている薬を意図的に使い、競技力を高めることだけを意味するのではありません。
意図的であるかどうかに関わらず、禁止物質を「所持」したり、不正に「取引」したり、それらを「隠すこと」、人に「強要」すること、検査を「拒否」することなども、違反行為に含まれます。

ドーピングは、自分自身の努力はもちろん、チームメイトや支えてくれている人たちの信頼、競い合う相手へのリスペクト(尊敬)、スポーツを応援する人々の期待などを裏切るのみならず、仲間やライバルの真なるパフォーマンスを発揮する機会や場を奪ってしまう、あってはならない行為です。

さらに、ドーピングはスポーツをスポーツとして成り立たせることを妨げ、スポーツが社会や未来にもたらす良い影響さえも壊してしまいます。

アンチ・ドーピングとは?

アンチ・ドーピングとは、スポーツの根幹にある価値と、スポーツの社会的な意義を守ることです。
クリーンスポーツとは、"doping-free" sport(ドーピングのないスポーツ)だけのことを表すのではありません。スポーツの、そして個々人のインテグリティ(尊厳・価値観・倫理観)が守られ、お互いに良い影響を与え合っている状態のことでもあります。

私たち一人一人は、未来に向けてスポーツの価値を育み、クリーンでフェアなスポーツを守り、創っていく責任を持っています。

あなた自身、そして仲間のクリーンスポーツに参加する権利と健康を守るために、自身に適用されるアンチ・ドーピングのルールやその手続きを学び、理解し、行動に移していくことが必要です。
また、アスリートだけでなく、サポートスタッフ、競技団体、アンチ・ドーピング機関(国際競技連盟やJADA)も同じくクリーンスポーツを創っていく担い手です。
スポーツに参加するための条件であるアンチ・ドーピングに関するルールの不明点や手続き上の疑問は、サポートスタッフや競技団体、JADAに対して、必ずアスリート自らが質問、確認をして、自身の行動に責任・自信を持てるようにしましょう。

アンチ・ドーピングを通して、一緒にスポーツの価値を守り、発信し、育んでいきましょう!

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