アスリートを守る保護者のアクション
大切な子どもたち(アスリート)が、スポーツを通して一人ひとり成長するためには、保護者の皆さまの理解と適切なアドバイスが欠かせません。
子どもたち(アスリート)のサポートスタッフとして、クリーンスポーツの意義やルールを確認しましょう。
アスリートを守る保護者のアクション
「サポートスタッフ」としてアスリートへ良い影響を与える
- 保護者の皆さまは、アスリートを支える「サポートスタッフ」です。世界アンチ・ドーピング規程(Code)では、アスリートのクリーンスポーツへの価値観を育むなど、人としての成長を促す良い影響を与えることが、サポートスタッフの役割と責務として強調されています。
- スポーツを通して一人ひとりが成長するためには、勝つことを超えた価値に気付くことが重要です。アスリートと「なぜスポーツをするのか?」「スポーツの良いところは何か?」を問いかけ、一緒に考えてみましょう。
アンチ・ドーピング規則違反の項目を確認する
- アンチ・ドーピングのルールは世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が公開する世界アンチ・ドーピング規程(Code)に基づく、全世界、全スポーツ統一のルールです。
- スポーツにおいて禁止された物質を使うことだけがドーピングではありません。アスリートが、アンチ・ドーピング規則違反とならないよう、知識に基づくアドバイスとサポートが必要です。
- ドーピングはスポーツの価値を壊すもので、アスリートの健康やキャリアにも影響を与えています。また、アンチ・ドーピング規則違反が確定すると、一定の期間スポーツに参加することができません。詳しくはこちら
- アスリートは自身の体内に摂り入れるもの全てに責任を持つ(厳格責任)という原則ルールがあります。
- アスリートが使用する薬に禁止物質・禁止方法が含まれていないかをGlobal DROや専門家へ事前に確認しましょう。
- 病院や薬局でも「アスリートで禁止物質・方法を使用しない治療が必要である」などと伝えることもアスリートに求められています。病院や薬局でのアクションポイントはこちら
- 病気やケガの治療で禁止物質・禁止方法を使わなければならないとき、未成年のアスリートでも、治療を受ける前に治療使用特例(TUE)の申請が必要な場合があります。どうしても禁止物質・禁止方法を使用する場合は、アスリート・カテゴリーチェッカー、TUEチェッカーを活用して申請手続きをしましょう。
- 近年、サプリメントによるアンチ・ドーピング規則違反が多発しています。サプリメントは禁止物質が含まれていないという保証ができないので、リスクがゼロのサプリメントはありません。サプリメントのリスクを理解し、Food First(食事第一)で必要な栄養素を摂取しましょう。
- 信頼性が確保されたドーピング検査を受けるアスリートの権利を守るため、検査には成人の同伴者が必要です。コーチ等、保護者以外の方でも構いません。
- ドーピング検査の対象となった場合に、アスリートが検査を担当する検査員(DCO)へ親権者のサインが入った「同意書」を提出する。詳しくはこちら
アスリートの健康を守るためにできることを確認する
18歳未満のアスリートがドーピング検査を受ける場合に必要なことを知りましょう
18歳未満のアスリートがドーピング検査を受けることになった場合、次のような配慮(特別措置)がなされています。
はじめての検査は不安があるかもしれません。アスリートのためにドーピング検査の手順を確認しておきましょう。
最新のアンチ・ドーピングルールを確認する
このクリーンスポーツ・アスリートサイトでさらに詳しいルールを学び、アスリートへ最新で正確な情報の下、的確なアドバイスができるようにしましょう。