検査におけるアスリートの責務と権利
ドーピング検査の対象に選ばれたアスリートには、「何をやらなければならないのか(責務)」、「何ができるのか(権利)」を理解して行動することが求められます。
ドーピング検査中にやらなくてはならないこと(責務)
- 検査対象として通告を受けた後は、必ずDCO(またはシャペロン)から見える場所にいること
- 写真付身分証明書(*)をDCOに提示すること
*競技会アクレディテーションカード(AD)、パスポート、学生証、運転免許証など - 検査中は必ずDCO(またはシャペロン)の指示に従うこと
- 正当な理由(*)がない限り、通告後すぐにドーピング検査室へ行くこと
*正当な理由:クールダウン、メディアへの対応、表彰式への出席、ケガの治療、自身の身分証明書を取りに行くこと など
ドーピング検査中にできること(権利)
- コーチなど成人1名、及び(または)通訳者を検査室へ同伴すること
- 検査手順などの疑問点をDCOに質問すること
- 正当な理由をDCOに伝え、DCOの許可を得て、必要な用事を検査室へ行く前に済ませること
- 障がいやケガで検査への対応が一人では難しい場合に、DCOの許可を得て、同伴者などに補助してもらうこと
- *アスリートが18歳未満の場合は、成人の同伴が必須です
- *正当な理由=メディアへの対応、表彰式出席、ケガの治療、ウォームアップ・クールダウン、自身の身分証明書を取りに行くことなど