TUE申請手続きの流れ
TUE申請は、医師と連携し、アスリートが責任を持って対応する必要があります(アスリート以外は申請できません)。
以下の手順を正しく理解し、自身の健康を守る権利を正しく行使できるようにしましょう。
STEP0-TUE申請の期限と申請先を確認
自身の「アスリート・カテゴリー」によって、TUE申請先や期日が異なります。申請前に、以下のアスリート・カテゴリーチェッカーやTUEチェッカーを用いて、自身がいつまでに・どこへ申請すべきか確認しましょう。
STEP1-医師に相談
- ①自身がアスリートであること
- ②禁止物質・方法を使用せず治療したいこと
- ③禁止物質・方法を使用する場合はTUE申請が必要であること
を伝え、治療方法を相談。
*禁止物質・方法を使用しないで治療できる場合は、TUE申請の必要なし
STEP2-書類を準備
RTP/国内レベルアスリート
国スポ出場者
国際レベル/国内レベルアスリート以外
- ①TUE申請書をダウンロード
- ②申請書の記入 ➡
英語 での記入必須
STEP3-申請
アスリート自身が必要な書類を全てそろえ、申請
注意!
書類に不備がある場合や、必要な医療情報が不足している場合、再提出が必要になります。申請書類が完全に揃ってから審査が開始されます。申請書類を整えて、TUEの申請は早めに対応しましょう。
STEP4-判定(審査結果)を受け取る
アスリートは、TUEの付与(grant)または却下(deny)の判定書を申請先のIFかJADAより受領します。付与された場合は、判定書に記載されている物質、用量、付与期間を確認!
審査の結果に納得がいかない場合は、不服申立が可能です。
申立先 | 不服申立期間 | |
---|---|---|
国際レベルアスリート | CAS(スポーツ仲裁裁判所) | 決定の受領の日から21日以内 |
国際レベル以外のアスリート (国内レベルアスリート、 国内で活動するアスリート) | JSAA(日本スポーツ仲裁機構) | 決定の受領の日から21日以内 |
注意!
アンチ・ドーピング機関(NADO)が審査したTUE申請の結果をWADAやIFが再審査し、判定を覆すこともあります。再審査の結果に納得がいかない場合は、CASに不服申立を行います。